うどん杵むら ★ごま味噌うどん通販開始しました!
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故寺田太郎さん作
● どんきむの歩み〜5
コンサルチックな香りムンムンの店(細部に気配りができてるってことか) 手打ちじゃなくて本当は乾麺?(それだけ完成度が高いってことか) と批判はできるだけ前向きに解釈してコツコツやってると、少しずつお客様も増えていき、感謝の気持ちで一杯だったが、ある事に気づいた。 開店当初は肴を40品程用意してたので、連日飲みに来てくれるお客様は増えたが、〆にうどんを食べていただけないことがあること。
尋ねてみた。 “肴は美味しいけどうどんを食べようと思わんと‥これがそばならね。” …凹んだ。
これでは本末転倒、うどん屋なんだから。 メニューを見直し肴は減らし、敢えて手のこんだ物はやめた。 その代わり何か名物になるうどんをと考え、3年後ごま味噌うどんを作ると、その年人気麺ブログサイトのうどんオブザイヤーに選ばれたのだ。 感激だった。
迷いから確信に変わった。 みんなに認められなくても分かってくれる人はいる! このまま精進しようと思っていた矢先、オヤジが病に倒れ半年休業せざるを得なかった。 これからという時だっただけにお先真っ暗。
オヤジ41歳の誕生日の前日の入院…まさに厄年の幕開けだったのだ。

〜6に続く。
カウンター8席 テーブル12席
● どんきむの歩み〜4
10数年前は福岡のうどん屋にはそばがあるのが当たり前で、ざるそばがない!? と帰られたこともあるし、注文後茹でるやり方に、時間がかかり過ぎる!? と怒られたこともある。
手打ち台は人目につくようにした方がいいという周りの意見にも耳を貸さず、蕎麦屋のようにちょい呑みができ、かつおダシとかえしで作る甘くないダシ。 化学調味料は使用しない。 酒の〆にもツルっといける細麺。
オヤジが5年前からこうしたいと思い描いていたうどん杵むらの姿だった。
異例づくしのうどん屋の出現に見かけの若さも手伝ってか、お客様からの批判は絶えなかった。 こんなん博多うどんにあるまじきと。
私はオロオロしたがオヤジはうろたえなかった。 でも、数々の批判にだんだん寡黙になってしまった。 何を言われても黙々とうどんを作った。
かなりしんどいスタートだった。

〜5に続く
5年越しの思いが形になった日
● どんきむの歩み〜3
それは降ってわいたように飛び込んできた。 店舗付住宅、警固一丁目、坪五千円、築70年長屋上人橋通り沿い。 廃屋同然ではあったけれど、立地や家賃や風情は申し分ない物件だった。
ここしかない! それからは管理不動産屋に日参し、競合していたその物件の契約にこぎつけた。 ここがダメだったらもう後がないと思ったのか、若さゆえなのか今となっては忘れたが、当時のパワーはすさまじかった。 しかし、念ずれば通ずなどと喜んでばかりもいられない、開店資金はもうないのだ! 国民金融公庫に駆け込み融資の申込みをするも、ダメ出し。
うどん専門? そばはないんですか? 出前もなし? 丼ぶり物もなし? そんなんでやっていけると思うんですか? そんなに甘くないですよ。
20代新卒2年目位のお兄さんにクソみそ言われた…かえって発奮した。 親、親戚、兄弟に頭を下げた。 最高級の釜も信じられない安価で手に入れ、いろんな人の応援を得て、オープンにこぎつけた。
平成10年2月13日、前日の大雪が嘘のような快晴だった。

〜4に続く
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